平成30年2月定例会閉会

2月7日に開会した2月定例会が本日閉会しました。
本日は本会議において議案の採決が行われました。

一般会計予算等審査特別委員会へ付託されていた議案につきまして、委員長として審査の経過と結果を登壇して報告いたしました。

その後、討論と採決が行われました。

採決結果はこちら⇒ http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/3002gikai.html

以下、我々、鎌夢会の平成30年度一般会計予算外29議案に対しての参加した討論の内容です。


 ただいま議題となりました平成30年度一般会計予算外29議案に対し、鎌倉夢プロジェクトの会を代表し、全ての議案原案に賛成の立場から討論に参加いたします。
 生ゴミ減容化施設に関する諸予算を削る修正案が出されましたが、周辺住民への丁寧な説明、合意形成を図りながら進めていくことが担当原局との質疑を通じて確認できましたので修正案には反対、原案に賛成いたします。
 このたびの予算案は、松尾市政3期目の最初の予算であり、松尾市政3期目の4年間は、テクノロジーの進化により社会の物事への考え方、捉え方、関わり方がめまぐるしく変化を続け、自治体運営においても過渡期でもある重要な4年間のとなると考えられるので非常に重要な初年度予算となります。
 私たち鎌夢会は今議会、平成30年度事業や予算に対し、代表質問や予算等審査特別委員会を通じて、さまざまな検証を行ってまいりました。これらを踏まえ、評価できる点から申し上げます。
 松尾市長は選挙の際に公約として発表された「未来ビジョン2021」の中で「共創・共生・自分ゴト」、などといった重要なキーワードが盛り込まれている5つの未来ビジョンを示されております。 平成30年度予算においては、特にその思いが凝縮されていると考えられる、松尾市長が選挙時に発表された福祉政策に特化した福祉政策マニフェスト48の項目から新たに予算化されたものが18に及ぶことが分かりました。その中でも(仮称)共生条例について、特に全ての政策の根幹とも捉えられることからも推進への予算化を大いに評価し、期待をしております。またその他にも特に評価している点を申し上げます。
 まず初めはICT活用業務に関する予算が計上されている点であります。本市が、最先端のテクノロジベースによる実証実験を積極的に取り入れることで、本市の抱える社会課題を解決していく取り組みを進め、日本における牽引的な⾃治体になっていくことが、市民生活の向上、産業活性化、ブランド価値の向上等あらゆる観点から有益であると考えています。
 また、これらの政策を進めていく上では、市役所業務をテクノロジーベースで代替し、市民のITリテラシーを高めていく取り組みが、第1段階において大変重要であると考えています。
 特に、市役所業務がいかなるテクノロジーに代替されるのかについての総合的かつ網羅的な調査は、市役所の業務運営・人員配置のあり方や市民生活大きな影響を測る観点からも、早急に進めるべき重要案件であると考えている点からも本事業には期待をし、注目をしております。
 次に放課後子ども総合プランに関する事業についてであります。ライフスタイルの変化に応じ、子供を取り巻く環境も変化を続けている中、保育サービスの拡充のみならず、児童が放課後等を安全・安心に過ごすことができる居場所についても整備を進めていく必要があると考えます。また、共働き家庭等の児童に限らず、全ての児童が放課後において多様な体験・活動を通じて放課後の時間の質の向上を目指すことが重要と考え、これまでも放課後子ども総合プランの推進をお願いしてきたところであり、平成30年度より本格的にプランが導入されていくことは大いに評価しております。しかしながら、新たな試みであるが故に、不安を抱えられている保護者もいると考えられます。これまで以上に保護者に対し、丁寧な説明を通じた周知を行い、意見交換の場を設け、よりよい事業となることを望みます。
 次に、今後の運営に関し、2点意見を申し上げておきたいと思います。まず、本庁舎等の公共施設再編に関する事業について申し上げます。
 市役所においては市民の生命、財産を守るという使命のもと災害時におけるはたす役割は大きいと考えます。新たな市役所を整備する際には防災機能を強化しIOTやAIなどのテクノロジーを積極的に取り入れ、コンパクトかつ市民サービスの質の向上を図ることを求めるとともに、本庁舎整備、市役所跡地を含める公的不動産の利活用の計画においては今まで以上においては市民意見を聴取し、市民参画を促す取り組みを求めます。また、担当原局だけでなく、庁内横断的な取り組みを通じて意志の統一を図り、一枚岩で取り組むことを強く求めます。
 次に発達支援室の取り組みについてであります。 発達支援のサポートを必要とする方々が増加傾向にあり当事業の果たす役割は大きくなることが予想され、これまで以上に充実することが急務であります。 また、早期発見、支援、インクルーシブ社会の実現に向け、各部の連携を強化し推進することを求めます。
 以上でありますが、審査の過程で申し上げました、その他さまざまな意見もぜひ参考にしていただき、真摯に行政運営に取り組んでいただきますようお願いし、討論を終わります。