特別支援学級設置について

鎌倉市では平成23年11月制定(平成28年8月改定)した「鎌倉市における特別支援学級設置の基本方針」に基づき、特別支援学級の全校設置に向けて計画を進めてきており、現在、小学校9校(16校中)・中学校7校(9校中)に設置されています。 

私は全校設置することには強く賛同しております。というのも 「地域に特別支援学級がなく遠い学校に通うことや、小学校から中学校に進学するときに支援学級がないから地域の学校に通えなくなり、友達と離れてしまうのはおかしいのではないか。地域の学校に通うことをできるようにするべきである。」と考えているからです。
また、数年前に特別支援学級の開設要望のご相談をいただきましたが、その内容は「小学校をとても楽しく通っているが、このまま6年間通っていざ中学生になるとき、まわりのみんなが通う中学校に支援学級がないから通えなくなってしまう」という相談でした。

市が全校設置に向けて計画しているのは理解している。でも実際に支援学級が開設されていない状況では不安になるのも仕方ありません。そういった不安を取り除くためにも、担当課と委員会等で質疑や要望をしてまいりました。

先日、全校設置に向けての整備状況を確認したところ、平成29年4月から植木小学校で開設、平成30年度には腰越中学校、平成31年度はどの小学校かはまだ決定していないが、小学校で開設予定との回答をいただきました。

腰越中学校の特別支援学級については、2月の議会で予算が可決されると、平成29年度に腰越中学校の金工室等を特別支援学級の教室に改修し、平成30年度に特別支援学級が開設される予定となります。計画通り平成30年度の開設となるように、引き続き注視しするとともに、全校設置に向けて取り組んでまいります。

※特別支援教育:これまでの障害児教育に加え、障害の有無に関わらずさまざまな課題を抱えた児童生徒一人ひとりの教育的ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善または克服するために、適切な指導や必要な支援を行う教育。