一般質問を行いました(その2)

みなさま、こんにちは。

6月20日に行いました一般質問について、以下の2項目のご報告いたします。


・マイナンバーについて
・ユニバーサルデザインについて


・マイナンバーについて

・マイナンバーカードの鎌倉市の申請状況と交付状況

 普及目標:鎌倉市(25%)、国(24%)

 申請者数:鎌倉市(11.8%)、国(8.8%)

 申請者に対する交付数:鎌倉市(70.5%)、国(42.7%)

全国的には交付が遅れていると聞きましたが、鎌倉市は遅れは生じていないとのことです。

しかしながら、普及目標にはまだまだ達していない状況です。


・平成29年度中に実施する住民票と印鑑証明書のコンビニ交付(※)について、他市ではコンビニ交付の手数料を窓口より安くしている。鎌倉市の考えは。

 (※)コンビニ交付:マイナンバーカードを利用することで、コンビニに設置されている

   機械から住民票などの証明書を取得するサービス

コンビニ交付実施の88自治体のうち44自治体で窓口手数料より20~150円安くしています。

 住民票の交付数

  平成27年度77,675枚・平成26年度78,953枚・平成25年度93,373枚。

 印鑑証明書の交付数

  平成27年度65,693枚・平成26年度69,906枚・平成25年度74,798枚。

すべての人がコンビニ交付するようになることはないですが、これだけの枚数が毎年交付されていることを考えると、メリットはあります。また、多くの方がコンビニ交付に移行することで、窓口での交付数が減り、業務の効率化が図れるので、カード普及と利用促進のためにも取り組んでいただくように要望しました。


・マイナンバーカードの今後の活用について、コンビニ交付以外に市の独自で実施を検討している施策

マイナンバーカードを活用することで、図書館のカードや公共施設利用カード、病院の診察券、自治体独自のポイントカード(ボランティアやエコ活動に参加するともらえる)などの機能として提供できると考えます。サービスをつけることで普及率を上げる施策を求めました。


・ユニバーサルデザインについて

ユニバーサルデザインとは、「ユニバーサル=普遍的な・全体の」という言葉が示しているように、「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることであるとのことです。

今回は、市が市民の皆様にお知らせしている健診のご案内や通知書などの帳票のユニバーサルデザイン化に視点をあてて質問しました。

・市民に分かりやすい情報発信をするために、ユニバーサルデザイン帳票の作成に向けて取り組んでいただく

市民への通知などの帳票にユニバーサルデザインを導入する自治体もあり、その背景には、帳票が分かりにくいとか見づらい、高齢者や色弱者の方への配慮などがあると聞いております。

市民に分かりやすい情報を発信しようとする取り組みの中で、ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会のUCDA認証を例に出し、認証取得に向けて取組みを要望しました。

※UCDA認証を取得した自治体では、健康診断の受診率向上(宇都宮市6.4%)や各課への問合せの減少、窓口対応の業務コストの削減(高松市)などの効果が出ている


情報発信する手段も様々になり、世の中に出回る情報量が多くなってきています。

その中で情報を伝える側も正しく情報が伝わっているかどうかを考えていかなければなりません。「伝える情報」から「伝わる情報」に変えていく。この意識を高めて今後とも取り組んでいっていただきたいと思います。